知っておきたい固定資産税と都市計画税のこと№1
マイホームを購入すると毎年、固定資産税や都市計画税といった税金を支払うことになります。賃貸住宅では発生しない持ち家ならではのコストなので、前もって確認しておくと安心です。
今月はその固定資産税と都市計画税について詳しく説明いたします。
まず、固定資産税は、固定資産(土地や家屋)を所有している人が、資産の価格に応じて納める税金です。国ではなく市町村に納める地方税で、様々な行政サービスを行うために使われます。固定資産税の税率は1.4%が標準で、課税標準額×税率1.4%で計算されます。
課税標準額というのは、税額を算出する基になる金額です。各自治体が固定資産税評価額(土地や建物の時価がいくらかを評価した金額)を決定し、そこから特例措置や軽減措置を考慮した上で算出されます。固定資産税評価額は、納付書と一緒に送られてくる固定資産税・都市計画税納税通知書で確認することができます。なお、地価や物価の変動に対応するため、評価額は3年に一度見直す制度が取られていて、これを「評価替え」と言います。